剣道が好きです。稽古も好きですが、単純に剣道具も好きです。
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< July 2019 >>
RECOMMEND
<< 注意喚起 | main | 【剣道具店巡り】東京 水道橋商会 >>
【剣道具店巡り】千葉 米倉武道具
category: 剣道具店巡り〜や行〜 | author: radical
0

    久しぶりのこのシリーズ更新です。その35となります。

    今回は千葉県にあります米倉さんの紹介となります。

     

    まずはじめにいつもの注意書きを載せますが、少し内容を変えてあります。

    他お店記事についても同様ではありますが、ここで一括して訂正しておきたく記載致します。

     

    :いつもの注意書き:

    お店の雑感については、あくまで私が個人的に感じたものであり他来訪者に対してのお店の対応がいかなるものかについては保証できません。

    また、本件雑感の文章や使用する画像等は全てこのブログのみのものであり、他媒体でも同様の記事・画像を使用することはしておりません。

     

    ”ネットで見たからこうしてくれるんだろ!?”という態度はお店への迷惑でしかありません。

    常識、礼節を欠くことのないようよろしくお願い致します。

     

    という、微々たる訂正ではありますが少しだけ加除訂正してあります。

    大して変わらないじゃないか、と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そこはどうかご理解ください。

     

     

    ということでテンプレートに従って書いていきます。

     

    【所在地】千葉県市川市

    【最寄駅】鬼越駅

    【駐車場】無し

    【ネット】なし

    【以下、雑感】

     

    駅からめちゃめちゃ歩きます。付近にコインパーキングもありません。

    身も蓋もなく言いますと、アクセスはびっくりするくらい悪いです。

     

    お店はごく普通の住宅街の一角に位置し、通り沿いにありますので地図さえ見て歩いていけばとてもわかりやすくはあります。

    (でもかなり歩きます)

    交差点にお肉屋さんが見えてきたらその向かいにさりげなくお店がありますので、目指すときは目印にしてみるとわかりやすいです。

     

    検索してもホームぺージ等は存在せず、つい先日までは名前がどこかの掲示板でちらっと出る程度で全く情報を出していないお店でした。

    今はFacebookでかなり積極的に情報発信をしており、今や廃刊になってしまいましたが剣道日本にも写真付きで出ました。

    もしかしたらそこで存在を知ったという方もいらっしゃるかもしれません。

    店名アカウント及び米倉さんご本人のアカウントにて画像付きで更新されています。

     

    米倉さんのところは「武道具」と名前を冠してはおりますが、いうなれば小手そのものに関する武道具店と理解するのがよいです。

    剣道の小手だけでなく一刀流の鬼籠手、銃剣道の小手、なぎなたの小手など、小手に関することならお任せというイメージです。

    小手以外の武道具も扱わないわけではないのですが、小手に超特化した職人さんだと思うとわかりやすいかなと思い、こうご紹介させていただきます。

     

    お店は入ってすぐ畳敷きにあがる形で、靴を置く場所はかなり狭い&あがるのに高低差があるのに驚きます。

    玄関すぐの右手側が米倉さんの作業する定位置で、お客さんと話すための小さいテーブルや座布団などもここに置かれています。

     

    お店の壁に沿って様々な器材、素材が豊富に置かれており、行くたびに様々な素材を見せてもらうことができます。

    吊るしの商品が置いてあってこれ買います、というスタイルではなく、作りたいならそこで相談して作ってもらい

    後日それを取りに行くスタイルのお店ですので見本となるものがあるかどうかはそのときのタイミング次第です。

     

    様々な鹿毛や鹿革を実際に手に取って、これを使うとこうなる、これとこれを触り比べてみて、など米倉さんと話しながら、

    素材を見ながら、比べながら道具の話をできるというのは非常に勉強になります。

     

    また、あまり詳細には書けないところではあるのですが、米倉さんのところに外注で小手を出しているお店も日本には数多くあり、

    とんでもない種類と量の型紙が棚に保管され、握りの好みや手の大きさなどを話しつつ

    「米倉さんのおすすめとするかたち」と「自分の好みのかたち」とを相談することができます。

     

    新品をひとつ仕立ててもらうのもよいのですが、修繕もまた非常に米倉さんの得意とするところであり

    かつて私が買ってがっかりした鐡小手を持ち込んだところ、見るやいなやものすごいスピードで手直ししてあっという間にぴたりと合わせて仕上げてくれたこともありました。

     

    ここまでメリットを大きく取り上げて書いておりますが、以下は転じてデメリットの部分も合わせて記載致します。

     

    米倉さんのところは当然ながら大人数で24時間稼働というわけではありませんので、オリジナルの小手を自社内で仕立てることについて、出来上がる時期が読めないということがよくあります。

     

    店頭で吊るしの商品を買うことに慣れている人にとって

    「注文して、出来上がるのをただ待つ」

    という行為そのものに不安を覚える方も出てくるかもしれません。

     

    職人の気合いが入ったときに仕立て上げるものですので、具体的に3日後できますからね!という感じにはなかなかなりにくいものです。

    他の小手は次々と出来上がっているのに私のはまだなの?という気持ちに駆られることもやはりあります。

     

    また、米倉さん自身相当な職人気質なので独特な雰囲気を持っていることに驚く方は多いかもしれません。

    私の時は、話していて突然裏から小手を持ってきて差し出され、

    『どうですか、この小手、どう思いますか』

    と問答が始まりました。

     

    素直に感想を述べて終わったのですが、かなりびっくりしたのを未だに覚えています。

    それからというもの、行くたびに「これ、どう思いますか」という質問が会話の中で前ぶりもなく飛んでくるのでひやひやします。

     

    いい小手が欲しい、そう思う方は日本全国にいらっしゃると思います。

    ただ、そのいい小手というのも人の好みに左右されるところが大きく、千差万別です。

    米倉さんは最大限希望を聞いてくれようとはしてくれますが、やはりそこは職人として、剣道具を仕立てるうえで譲れない魂の部分はあることを理解して話をしにいかねばなりません。

     

    安売りしてよ、とか手の内直すくらい割引してよ、とかそういう考えの人は行くべきではありません。

     

    街中にある小売店とはまったく違うスタイルの武道具店でありますので、その点をよく理解して訪ねると(癖はかなりありますが)学ぶ点の多い素晴らしいお店だと思います。

    comments(3) | trackbacks(0) | PAGE TOP↑
    スポンサーサイト
    category: - | author: スポンサードリンク
    0
      - | - | PAGE TOP↑
      いきなり大変不躾な質問なのですが米倉さんのところで小手の作成をお願いしたらいくらぐらいでやっていただけるのでしょうか...?
      記事を読ませていただいて是非作っていただきたいと思ったのですが先立つ物の用意がない状態で伺うのも失礼になるとではないかと思いまして先に恥をかかせていただきます。
      by 名無し (2019/02/02 5:03 AM)
      コメントありがとうございます。

      小手のお値段は、という点についてですが
      「ミシン刺のものか手刺のものか」
      「刺し目はどうするか」
      「布団は外注のものにするか、米倉さんにやってもらうか」
      「織刺にするか、紺革にするか」
      「その他特注するポイントがあるか」
      といった様々な点で料金は変わってくると思います。

      また、価格について私が情報を出すことはお店に大きな迷惑がかかることとなりますので伏せさせていただきたく思います。

      理由と致しましては、

      ◎ この文面を見たどこかの関係ない誰かが米倉さんのところへ「こういう仕様ならいくらでやれるだろう」と先に値踏みをした状態で注文をするおそれがあるため
      ◎ 価格については材料費の上下や人件費の関係から、まったく同じ仕様でも頼む時期によって価格の変動がありうるため
      ◎ 私は米倉武道具店の人間ではないため、私が自分の判断でお店の価格設定について(たとえ目安としてであっても)決めるわけにはいかないため

      といった点が挙げられます。

      職人の仕事は、言うなれば「言い値」の仕事に近いです。
      極端な話、原価100円のものを150円で売ろうが、10万円で売ろうがそれは職人さんの自由な判断のもとになされているわけです。

      先立つものの用意がない状態であっても、連絡をとり、「こういったものを作ってほしい、こういったものが今欲しいと思っている」という希望を伝えて相談してみることをおすすめ致します。

      職人さんに直に道具をお願いするのであれば、そういったやりとりから始めていくと職人さんの人間性もわかりますし、道具への愛着もより一層深まることと思います。

      長文になってしまい申し訳ありませんが、ぜひご自身で一度問い合わせをしていただけますようお願い致します。
      by 管理人 (2019/02/02 6:14 PM)
      管理者の承認待ちコメントです。
      by - (2019/02/23 2:43 PM)






      この記事のトラックバックURL : http://radical.jugem.cc/trackback/1934
      PR
      SELECTED ENTRIES
      CATEGORIES
      ARCHIVES
      RECENT COMMENTS
      RECENT TRACKBACK
      LINKS
      PROFILE
      OTHERS
      SEARCH